エネルギー使用の合理化対策
女性活躍推進法に基づく行動計画について



リネンサプライ業は水と蒸気、電気を大量に消費し、排水も相当量になります。そこで、地域の環境負荷の低減を経営の最重要事項の一つと位置づけ、生産性と連動したエネルギーの合理化に取り組んでいます。その中核をなすのが、機械全般の省エネ化と、機械効率を上げるための人材育成です。

機械類の省エネ性能の向上は著しく、CO2の削減と同時にエネルギー原価を抑えて生産性を上げる効果が年々、高くなっています。特に水に関しては、地下水を循環させて熱交換する冷却システムの導入により、水量、電力量とも大幅な削減を達成しました。こうした環境面と生産性の向上は、スタッフの作業環境の改善にもつながり、労働環境の向上で、より高品質なサービス提供が可能になっています。

今後もこうした高効率な機械運用の推進による生産性の向上と、環境負荷の低減を一体化して行うのが目標です。新設した関東支店第二事業所は、これらのビジョンを網羅した、ベネックの未来を見据えた場所であるといえます。

また、機械効率を上げるためには、それを運用する側の管理能力も不可欠です。そのため、技術講習会の定期開催や資格支援制度の充実など、一人ひとりが自覚と責任を持って仕事を担えるよう、人材育成にも力を注いでいます。

今後も、地域の資源を大切に、共に歩む企業として、取り組んで参ります。


エネルギーに関する6つのカテゴリーごとに取り組み内容を考え、数値目標を設定しています。また、この目標値に対する各事業所ごとの現状を、エネルギー原単位で数値化。これをもとに毎月1回、工場長を集めて生産管理委員会を開催し、良い点、悪い点の原因追及を定期的に行っています。




省エネ機器導入により、再生可能エネルギーを最大限に利用。環境負荷及び運用コストのさらなる削減を目指します。
また、自動運用機器の選定を行い、稼働時間や作業負担の軽減、作業人員の削減を目指します。


人と機器の動線の整備、安全柵の設置を行い、事故の事前防止と安全性の向上を目指します。
また、作業エリアの区分化や衛生対応の設備拡充を進め、衛生面におけるさらなる向上を目指します。


空調設備や空気循環の見直しにより、夏場を中心とする工場内の作業環境を改善します。また、各作業エリアの明確化、
高性能集塵装置の設置によるリント拡散防止など、高いパフォーマンスを発揮できる作業環境に整えます。




医療福祉部門の専用工場として、佐野事業所を機能、規模ともに大幅に拡大して移転しました(2016年11月竣工)。ベネックが掲げる「省エネ・省人」「安全性・衛生対応」「作業環境」のビジョンを実現し、より高い生産性とエネルギーの合理化を行い、お客様のニーズに今まで以上に的確に対応するための中核と見据えています。